ボーイスカウトは、世界中で受け継がれている社会教育の原点です

ボーイスカウトは、1907年、英国で行われた小さなキャンプから始まりました。それは都会育ちの少年たちに夢と冒険を与えるすばらしいキャンプでした。翌年の1908年、創始者ベーデン-パウエル卿により、本格的なボーイスカウト運動がスタートしました。ベーデン-パウエル卿は、英国の将来を担う立派な少年たちを育てようというビジョンのもとに、「スカウティング・フォア・ボーイズ」という本を著し、少年たちに自然観察やグループでの遊びの楽しさ、すばらしさを教えました。これに魅せられた当時の少年たちは、野山を駆け回り、いろいろなことを学んでいきました。以来、ボーイスカウト運動は世界中に広がりました。創立後まもなく日本にも伝わり、現在も変わることなく受け継がれているのです。

ボーイスカウトは幼稚園の年長から、大学生まで年齢層によって、ビーバー隊、カブ隊、ボーイ隊、ベンチャー隊、ローバー隊と別れて活動をしています。
ボーイスカウトは青少年の品性溢れる人格、健康な体、社会に役立つ技能を身に付け、そしてそれらを社会に役立たせること。(奉仕すること)を大きな目的としています。
これらは、野外での活動を中心として学校では得られない、人格づくり(品性教育)をボーイスカウトの独自の方法で行っています。
学校教育の場が荒れている、子供の躾が出来ていないと言うことを良く聞きます。
文部省の諮問機関である中央教育審議会では、子供たちを健全に育てるには、異年齢集団で野外教育が大切であり、躾は家庭が第一の教育の場であるとも言っています。
このような現状下において、ボーイスカウト活動は100年の歴史があり、幼年期から青年までの一貫教育であり、その理念は世界中で活動している2,600万人のスカウトに共通しており、一層重要な教育であると感じます。


 1. 班(組)制度と進歩制度の二大制度があります。
年齢の違う数人の組や班で活動を行います。班長(組)を中心としてを自発的に責任を持って行動し、何かを成し遂げた時には、褒め称え記章などを授与致します。入隊する時に、ビーバーでは「やくそく」と「きまり」、カブでは「やくそく」と「さだめ」、ボーイやベンチャーでは「ちかい」と「おきて」があります。これは、何々をしなさいと言うことでは無く、子供が自発的に「やくそく」や「ちかい」を自分が信ずるものへ、あるい仲間のスカウトや(隊長)リーダーにすることであり、責任を持った行動を育んでもらいたいからです。

 2. 世界のスカウトは皆、制服を着用着しています。
ボーイスカウトは、他の団体とは異なり、制服を着用致します。これはスカウトとして、立派な公民であり、何時でも奉仕出来ますと言うことでもあります。
制服の購入方法と着用については、各隊から説明致します。

 3. スカウトは「ちかい」「おきて」があります。また、決められた合図などがあります。
入団の前に基礎練習致しますので心配はありません。。

 4. 年間プログラム、月間プログラムがあり、それに沿った活動を致します。